秩父 三峯神社2019

秩父の三峯神社へ行ってまいりました。

昨年もブログ(2018.1.12)で書きましたがあれからもう一年が経つのですね。

一年間お世話になったご眷属に里帰りをしていただき、新たにまたご眷属拝借してまいりました。

【ご眷属拝借とは】昨年も簡単に書きましたが三峯神社は秩父の奥深い山の頂上付近にあって、神様に最も近い神社と言われています。そしてスーパー守り神の御眷属様を一年間拝借させて頂くお札があります。

御眷属のオオカミ様に家に来て頂いて守護してもらうという、本当に有り難いお札ですが、できるかぎり相応しい場所にお祀りすることが必要であり、きちんとお世話もさせて頂かなくてはなりません。毎日の拝礼や、10日と19日にはお供えをします。

明治時代の文献『御眷属拝借心得書』には、御眷属を受け、家へ帰られたならば、早速仮宮(神棚)へ祀られ注連縄を張り、御神酒・洗米を土器に盛り献饌し、不潔の者の立ち入らぬようにされたいとあります。

そして、この約束は一年間なので、一年を目安に来て頂いた御眷属様にお戻り頂くことになります。つまり拝借した一年後、三峯神社へ眷属様をお連れすることがお約束となります。必ず三峯神社へ送り届けなければいけません。

さて、ご眷属のオオカミ様をお借りしたら、寄り道せずに帰ることと言われておりますが、真偽のほどを三峯神社の宮司に聞いてみました。「特にのそようなことはございません」だそうです。

『御眷属拝借心得書』にて【一、ご眷属お迎えなされ候節、道中忌服これなき家にお泊なさるべく候。】と書かれているので、気を付けて帰りなさいという意味なのでしょうね。昨年のブログに間違った情報を書いてしまいました。大変申し訳ありません。ご眷属拝借後は自由にお食事をお楽しみいただけるようです。 (Imaoka)