百段階段

友人から目黒雅叙園の旧館を訪ねるツアーがあることを聞いて、参加してみることにしました

「百段階段」のある旧館は、東京都指定文化財で昭和10年に建てられました

中国の様式を取り入れたそうですが、中国では100という数字は王族しか使えなかった為、一段へりくだって正確には99段となっているようです

この階段の右側の7部屋が公開されていますが左側にある何ヶ所かのトイレは老朽化のため1箇所を除いて封鎖されていました(観賞用)当時はなんと畳敷きだったそうです

多くの著名な画家たちの絵が襖や欄干、天井を競い合うように彩っていて、部屋には画家の名が付けられています。私はこじんまりとした部屋ながらも板倉星光が描いた四季草花の「星光の間」が好きです! 下の真ん中の部屋になります

この建物には厨房がなく、離れた所から百段もある階段を仲居さん達は必至で料理を運んでいたそうですが、あまりの熱さと重さに堪えかねて落としてしまう事も多かったとか・・・過酷ですね

石川県から上京し、一代で浴場や不動産業を経て目黒雅叙園を創業した『細川力蔵氏』のサクセスストーリーにも興味が湧きました

1時間程の観賞の後はブッフェでランチをいただきました!ケーキもおいしかったです(高橋)