天体ショー 目白押し!

最近、近所のコンビニやスーパーでは『日食グラス』がレジ付近に置かれてますね。

テレビや新聞等でも頻繁に紹介をしていますが「金環日食」が5月21日の朝(東京では7時31分頃)に起きるそうです。

金環日食」では、皆既日食のようにコロナやプロミネンスが見えたり、星が見えるほどに暗くなったりはしませんが、太陽がドーナツ状に見え、曇りのときのようにあたりが薄暗くなる様子を観察することができるそうです。東京での観測は173年ぶりで、次回は300年後です。

6月4日には「部分月食」、そして6月6日は「金星の日面通過」が起きます。太陽の表面を小さな金星が通り過ぎて見える現象で、次回は105年後とあって、レア度は金環日食以上。

金環日食は、地球上のどこかで毎年のように起きていますが、金星の日面通過は、1世紀におよそ2回。より珍しいそうです。

金星は6時間以上かけて太陽面をゆっくりと通過していきます。地球からの距離が月より遠いため、太陽上に小さな丸となって見え、直径で、太陽の約30分の1の見かけになります。この珍しい天文現象は東京で7時13分頃から見られます。

歴史的な天体ショーが続きますが、間違った観測方法は目を痛めたり失明の恐れがあって大変危険です。黒い下敷きを使ったり、サングラスは赤外線を通す上に、見た目はまぶしくありません。つい長く見続けてしまって失明の危険が高まります。 観測の際には日食グラスや日食メガネを用いるようにしたほうが賢明かもしれません。

しばらくは天体ショー観測で、首が痛くなりそうなので日食グラスだけではなく、湿布も用意したほうがいいかもしれませんね  (今岡)