福島に旅行に行って来ました。福島は母の故郷であり、東日本大震災を経験し日本中に衝撃と悲しみを与えた地です。
3月26日から福島県立美術館で開催されている若冲展を福島在住の友人と見に行きました。水曜日には東京でも雪が降りましたが、こちらでも吾妻小富士に雪が積もっていました。
2年ぶりに会う友人でしたが、あっという間に学生時代に戻った様になり・・・。目の前の友人は笑顔で話していますが、震災の時は富岡町の自宅を追われ避難所で4日間過ごしたそうです。わずか2帖ほどのスペースに大人5人で、しかも娘さんは出産真近。
私と連絡がとれたのは3日目位でしょうか・・・本当に心配しました。また、元気に逢えてとても幸せです。
泉で疲れを癒して、次の日は
花見山に桜を見に行きました
。大勢の人で賑わっていまし
た。福島なまりの地元の人が
『今年も見れてよかった~』と言っていたのが印象的でした。 長い時をかけて深い苦しみを心に秘め、前を向く人達に頭が下がる思いです。
桜はどこで見てもきれいですね。友人の家は素敵なログハウスでしたが、取り壊す事になったそうです。その家の大きな桜の木は誰も見てくれなくても綺麗に、そして静かに、咲いているのでしょうね。 感慨深い旅となりました。(高橋)