上野の東京国立博物館で26日まで開催中の『運慶展』に駆け込みで行って参りました。覚悟して来ましたが・・・やはり混んでました! 入場まで1時間以上かかりました
運慶の作品の7割が集結したこの展覧会は、日頃仏教を身近に感じていない私ですら感動を覚え心が穏やかで洗われる気持ちになるのはなぜでしょうか
玉眼の澄んだ瞳を持つ『八大童子』、イケメン揃いの『毘沙門天』、優雅な『菩薩』、神々しく思わず手を合わせてしまう『如来』、毘沙門天にいつも踏みつけられている邪鬼の憎めない表情やしぐさ
運慶は同じ物を二度と作らない、そして生き生きと輝いた玉眼は涙を思わせるため「悟りを開いた仏に涙は似合わぬ」と、いつしか玉眼を使わなくなったという・・・深くて潔い!
奈良仏師の伝統を重んじながらも京都とは違う独自性を追求した作風は、きらびやかさではなく重厚でいぶし銀の様な感じがします・・・仏像の中から見つかる『銘文』やCTスキャンで発見された仏像内の歯や髪の毛・・・『鹿男あおによし』ではないですが、時空を超えた不思議が奈良の都には渦巻いている気がします 「そうだ!奈良に行こう!」と友人と盛り上がりました
広場ではなぜか、忍者フェアが開催されていました!とても疲れたので新宿でおいしいお菓子を買って帰りました(高橋)