昨日も多摩市の小学校で12人の児童が、熱中症の症状で病院に搬送されたニュースがありました。
熱中症の予防には水分補給と、体温の上昇を避けるのが一番ですが、「気がついたらなっていた」「自分は大丈夫だと思っていた」という方がほとんどだそうなので、予防策よりも、簡単な応急処置をまとめてみました。
■涼しいところに移動して横になる
■衣服をゆるめて楽にします
■スポーツドリンクで少しづつ水分補給・・・熱中症が疑われる場合は、水分だけでなく塩分(ミネラル)も不足しています。スポーツドリンクでミネラルは回復できますが、脱水時に飲ませすぎると低ナトリウム血症が起こる場合があります。そのため、塩を直接舐めさせるなどして塩分を補給することが必要です。
■足を高くする
■霧吹きや湿ったタオルで体を冷やす・・・一気に水をかけるとショックが大きいのでやってはいけません。アイスノンなどで局所を冷やすと血の流れが悪くなり体温が下がりすぎてしまいます。
■少しでも熱中症と疑われる場合はすぐに救急車を呼びましょう。
上記はあくまで簡単な応急処置です。熱中症は重度であると死にいたるケースもあるので迷わずに救急車に連絡しましょう。
これから夏本番を迎え、エアコンの節電等でがんばるご家庭も多いと思いますが、熱中症の60%は屋内で発症しているそうです。くれぐれも予防と対策を忘れずに! (今岡)